近年、Webマーケティング寄りの知識は、デザイン力と共に必須になりつつあります。その代表的な技術が「SEO(検索エンジン最適化)」です。一見難解なこの言葉ですが、簡単に言うと「検索にかかりやすいサイトにチューンアップする」という手法になります。
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンは、今やインターネット利用者の9割以上が使っています。検索した時に自身の創ったサイトが、検索結果の上位にランキングされれば、非常に気分が良いものです。そのため、多くの企業は、SEO対策に費用をかけ、より上位のランキングを得ることに注力してきました。
もちろん、ただ上位表示するだけでは、利益を掴むことはできません。ランキングが上位でも、収益があがらなければ企業としてはまずいです。そこから、検索エンジン自体に設けられた「キーワード広告」や、あえて流動先をキーワードにマッチさせて表示させる「ランディングページ」を利用し、投資収益を最大化する「SEM(検索エンジン・マーケティング)」が主流となりました。SEOはSEMの構成要素の1つであり、SEOをより進化させた検索エンジン対策が、SEMといえるでしょう。

「SEMはWebマーケティングの話であって、Webデザイナーを目指す自分には関係ない」、という時代ではなくなりました。むしろ、実際に手を動かすWebデザイナーだからこそ、SEMのコンセプトやSEO技術を、熟知していなければなりません。
SEM先進国のアメリカでは、SEOが出来る、出来ないという点で、Webデザイナーの需要に、大きな差が生じています。この傾向は、日本でもすでに表面化しています。
Webデザイナーの間で浸透しつつあるWebユーサビリティの対象を、ユーザーという人間だけでなく、検索エンジンにも広げていくことが、
求められるようになってきました。手軽なホームページ作成ソフトや、プロバイダーが用意してくれる「初心者用サイト自動生成サービス」などの普及により、今や誰もがWebデザイナーを名乗れてしまう時代に来ています。そして、これは受講生の皆さんにも言えることですが、自分の持つセンスをバランスよく磨くことに成功した人は、プロ顔負けのサイトを作ることも少なくありません。
そんな今だからこそ、デザインを単にHTMLとして落とし込むだけでなく、ユーザーや検索エンジンの特性を理解した上でサイトを設計し、
ページレイアウトを行い、コーディングすることが求められているのです。さらに、消費者の行動心理や、サイト内の動線などについての知識を増やせば、あなたのWebデザイナーとしての価値は、格段に高まります。





















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