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EtherChannel

Cisco Systems社認定資格であるCCNA(Cisco Certified Network Associate)出題範囲における技術について、定期的にご紹介します。

CCNA資格は【ICND1】【ICND2】の2つの試験に合格することで取得できます。

 

今回はICND2の出題範囲である今回はEtherChannelについて説明します。

 

EtherChannelとは

EtherChannelとは、複数の物理回線を1本に束ね、1本の論理的なリンクとして使用する技術です。

図①

EtherChannelを利用すると、帯域幅を拡大、ロードバランシング(負荷分散)、信頼性の向上などの効果をもたらすことが可能になります

この方法では、2~8本(機種により異なる)のリンクを束ね1つの論理リンクを形成します。

通常、スイッチ間に複数のリンクを設定するとスイッチングループが発生するため、STPによりブロックされ、単一のリンクしか使用できません。EtherChannelを設定することにより、アクセスリンクまたはトランクリンクのいずれかとして機能する1つの論理リンクとして扱われ、複数のリンクの同時使用が可能となります。

EtherChannelは、冗長性も提供します。図のように8つの束ねたリンクの1つがダウンしても、そのリンクで送信されていたトラフィックは自動的に隣接するリンクに数ミリ秒以内で移動されます。

 

EtherChannelの構成方法

図②

EtherChannelを構成する方法には、スタティックとダイナミックの2通りがあります。

スタティックでは、強制的にEtherChannelを構成します。

ダイナミックでは、PAgPやLACPというプロトコルを使用し、対向側とネゴシエーションをすることによりEtherChannelを構成します。

 

◆PAgP(Port Aggregation Protocol)

Cisco独自のプロトコルであり、PAgPパケットがEtherChannel対応のポートを経由してスイッチ間で交換されます。 PAgPは、反対側のスイッチにEtherChannelのネゴシエーションを積極的に要求するdesirableモードや、反対側のスイッチがネゴシエーションを開始したときだけ応答するautoモード(デフォルト)に設定することができます。

 

◆LACP(Link Aggregation Control Protocol)

LACPはIEEE802.3adで定義されている標準ベースのプロトコルです。 PAgPと同様にLACPは、反対側のスイッチにEtherChannelのネゴシエーションを積極的に要求するactiveモードや、反対側のスイッチがネゴシエーションを開始したときだけ応答するpassiveモードに設定することができます。

 

EtherChannelの設定

図③

EtherChannelを設定する場合は、インタフェース設定モードで channel-groupコマンドを使用します。

PAgPとLACPを使用する場合とで、modeの指定が異なりますので、注意が必要です。 また、プロトコルを使用しないで設定する場合(※1は、modeを「on」としますが、対向側のポートについても「on」の設定が必要となります。

 

EtherChannelの確認

図④

設定したEtherChannelが正しく動作しているかを確認するには、「show etherchannel summary」コマンドを使用します。

 

① チャネルグループナンバー 上記の例では、グループナンバーは「1」であることがわかります。

② Port-channelインタフェースの状態表示 上記の例では、「Port-channel 1」インタフェースが作成されており、(SU)の表示からレイヤ2の設定で現在利用中であることがわかります。

③ EtherChannelの構成プロトコル 上記の例では、PAgPプロトコルによって構成されていることがわかります。

④ チャネルグループを構成しているポートの表示 上記の例では、channel-group 1を構成しているポートは、Fa0/1とFa0/2であることを示しています。 また、(P)は現在稼働中であることを示しています。

 

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カテゴリー:ネットワーク

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