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Windowsにおけるグループポリシーその2

前回、Windowsにおけるグループポリシーとは何か、GPO(グループポリシーオブジェクト)の作成方法とリンク設定、解除方法をご紹介しました。

当記事ではその内容に引き続き、グループポリシーの設定、適用のタイミング、継承と上書きについてご紹介します。

グループポリシーの設定

GPOを作成してドメインやOUにリンクしたら、GPOに対してグループポリシーを設定していきます。

グループポリシーのカテゴリー

グループポリシーの設定項目は非常に多くありますが、「コンピューターの構成」と「ユーザーの構成」の2つのカテゴリーに分類されます。

サインインしているユーザーに関係なく、コンピューターに対してポリシーを適用する場合は、「コンピューターの構成」の項目を設定します。

サインインするコンピューターに関係なく、ユーザーに対してポリシーを適用する場合は、「ユーザーの構成」の項目を設定します。

グループポリシーの編集

グルーポリシーの編集は、「グループポリシー管理エディター」で行います。

グループポリシーの適用タイミング

グループポリシーを作成してリンクさせ、ポリシーの設定をしたとしても、すぐにそのルールが有効になるわけではありません。

コンピューターの起動時とユーザーのサインイン時を除くと、60分~120分に一度しか更新されません。

また、「コンピューターの構成」と「ユーザーの構成」のどちらを設定したかによっても、適用されるタイミングが異なります。

グループポリシーの適用タイミングは、次のとおりです。

  • コンピューターの起動時(コンピューターの構成)
  • ユーザーのサインイン時(ユーザーの構成)
  • アプリケーションによってポリシーの更新が要求されたとき
  • グループポリシーによって設定された更新時間が経過したとき
  • ユーザーが「gpupdate」コマンドを実行することで、更新要求が行われたとき

gpupdateコマンドによる更新

グループポリシーによる自動更新のタイミングを待たずに即時適用する場合は、ユーザー側でコマンドプロンプトから「gpupdate /force」コマンドを実行します。

グループポリシーの継承と上書き

組織内でグループポリシーを運用する場合、ドメイン全体、OU個別、サイト別など、さまざまなGPOを組み合わせて設定していくことが考えられます。

このようなグループポリシーの階層的な設定では、「グループポリシーの継承」を考慮しておくことが重要です。

グループポリシーの適用順序

GPOが適用される順序は、次の通りです。

 

  1. ローカルセキュリティポリシー
  2. サイトポリシー
  3. ドメインポリシー
  4. OUポリシー(OUが階層化されている場合は、上位階層から順に適用)

先に適用されたGPOと、後から適用されたGPOの内容が異なる場合は、後に適用されたGPOによってグループポリシーの内容が上書きされていきます。

複数のグループポリシーの適用ルール

同一レベルに複数のGPOがリンクしている場合、対象ノードの「グループポリシーの継承」タブで優先順位を確認することができます。

表示された「優先順位」の順番にGPOが適用されていき、下位の内容によって上書きされていきます。

通常、GPOがリンクした順に優先順位が設定されるため、新しく作成したGPOが最下層に表示されています。

この優先順位は、「リンクされたグループポリシーオブジェクト」タブで変更することができます。

リンクされたGPOの一覧から、順序を変更したいGPOを選択し、左側にある[▲]または[▼]ボタンをクリックして順序を入れ替えます。

継承のブロック

複数のグループポリシーがリンクされている場合では、設定の競合を解決するために、継承や上書きを使用しますが、必要に応じて継承をさせないこともできます。

GPOの継承をさせないようにするには、対象のドメインまたはOUを右クリックし、「継承のブロック」を選択します。 これにより、上書きのルールも機能しなくなります。

 

いかがでしたでしょうか。

ぜひお勉強の際にお役立て下さい。