求職者支援制度とは?
求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です。
訓練開始前から、訓練期間中〜訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします。
離職して雇用保険を受給できない方、収入が一定額以下の在職者の方などが、給付金を受給しながら訓練を受講することができ、給付金の支給要件を満たさない場合であっても、無料の職業訓練を受講することができます。
※令和4年7月1日以降、条件によっては雇用保険受給者も受講可能になりました。
令和3年度は、全国で3万人以上の方が訓練を受講しています。
- 2023年4月1日以降の求職者支援制度は、働きながら訓練を受講しやすくなり、親や配偶者と同居している方などが、給付金を受給しやすくなりました。
- 基礎コースを受講する方、育児又は介護を行っている方については、急な都合などで訓練を欠席しても、給付金を受給できるようになり(減額措置あり)収入要件を満たさない場合であっても、本人収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で他の要件を満たす場合は、通所手当のみ支給を受けることもできるようになりました。
※ご不明点等は管轄のハローワークまでお問い合わせください。
未経験者におすすめの理由
基本的に無料で受講できる
職業訓練の受講料は、基本的に無料です。なお、受講費以外のテキスト代や試験の受験料などは自己負担となる場合もあり、これらの費用はコースによって異なっています。
専門学校や民間のスクール、通信講座で学ぶとなると、多大な費用を要する場合があります。しかし職業訓練を受ければ、無料でスキルアップや資格取得を目指すことができます。
金銭的に余裕のない人でも専門的な知識や技術を身に付けられるので、職業訓練は再就職を目指すにあたり、非常に心強くありがたい支援制度なのです。
給付金(失業手当、職業訓練受講手当)を受けられる
職業訓練は平日の朝から夕方まで行われます。働いて生活費を稼ぐことが難しくなるので、職業訓練の受講中は所得補償として、失業手当や職業訓練手当が支給されます。
失業手当は離職者訓練を受ける人を対象に、離職前の給与の50%〜80%程度が基本手当として支給される手当です。
なお、職業訓練を受けると失業手当の受給期間が訓練期間の終了まで延ばされるため、合計でもらえる失業手当が増えます。職業訓練受講手当は、求職者訓練を受ける人を対象に支給される手当で、要件を全て満たした場合に月額10万円が支給されます。
職業紹介・面接対策などの就職支援を受けられる
職業訓練ではキャリアに関する相談をはじめ、職務経歴書・履歴書など応募書類の作成サポートや模擬面接の実施、職業紹介など、さまざまな就職支援を受けることができます。
施設によってはプロのキャリアコンサルタントが在籍している場合もあり、質の高いアドバイスを受けることもできます。これらのサポートは、職業訓練開始前でも終了後でも、いつでも利用することができます。
IT業界では求職活動では、実務経験が不足しているという理由で不採用となる場合があります。しかし職業訓練を受ければ、訓練校やハローワークが就職先を紹介してくれるため比較的スムーズに就職先を見つけやすくなります。
職業訓練はどこで受けられるの?
「KENスクール」では、主に札幌校と福岡校で職業訓練を不定期に開催しております。KENスクールのサイトに職業訓練の案内が掲示されたら、まずは施設見学会へご参加ください。
その後、職業訓練の受講を希望される場合は、お住いを管轄しているハローワークの窓口にてご希望の職業訓練を受講したいとご相談下さい。
KENスクールでは、テクニカルスキルだけでなく、就職転職に欠かせない武器である、ビジネスコミュニケーションの強化もお手伝いします。ぜひご活用ください!