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プログラム

Javaの資格取得のメリットとポイント

1.Java資格種類について

まず代表的なものとしてOracle社が運営している「Oracle Certified Java Programmer」(通称OCJ-P)が挙げられます。レベルや目的によって3段階に分けられます。

・Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE

基本的にはJavaを勉強し始めた初心者向けの資格として設けられており、「オブジェクト指向プログラミング」が理解はできている人が対象と考えられています。

・Oracle Certified Java Programmer, Silver SE

一般的にはJavaのことは理解しているプログラマ向けの試験となります。Javaの基本的な文法とクラスやインタフェースなどのオブジェクト指向の理解が十分に出来ているかがポイントとなり、ラムダ式などJava特有のAPIの仕様が出題範囲としてあげられます。

プログラムを中心に仕事をしてきた人は、実務ではあまり使われない基礎部分が疎かになりやすいので注意が必要です。

・Oracle Certified Java Programmer, Gold SE

内容としてはJavaの実際のコードを書くだけではなく開発に必要な汎用的なプログラミング知識まで問われます。Javaの機能を使ってどのように実装していくのかを考える能力も問われるため非常に高難易度となっています。コレクションAPIやファイルI/O、並行処理などのコアライブラリ部分から新機能まで幅広く出題対象となっています。

Javaに関する資格の中で最も難しいのがこのゴールド資格です。

なお、OCJ-Pにはバージョンが存在していて、最新は11(2020/12現在)だと思われますが、実際には世間的に使用されている8あたりを受験するのがおすすめです。

また、一般社団法人サーティファイ情報処理能力認定委員会が運営する「Javaプログラミング能力認定試験」があります。3級・2級・1級となっており、1級からは実技試験が入ってきます。上記のOCJ-Pよりは多少難易度が低くなっている印象です。

ほかにもJavaとは直接関係はないかもしれませんがAndroid技術者認定試験などもあります。

2.資格が就職/転職に与えるメリット及び注意点

就職・転職を行う上でJavaに関する資格を持っているということで一定のスキルがあることは証明できます。つまり履歴書などでアピールすることにはつながるので取得しておくことはメリットになります。

ただ資格の内容が実際の仕事に直結しているかといわれると、そうではないです。あくまで「Javaの知識を持っている」というのを証明するものだと考えた方がいいです。

実際の業務において何より大切なのは座学だけでなく、実際にプログラミングをして経験を積む「実践」が重要です。また、実践を通して得た知識やスキルは、実務に役立つと共に資格を取得する際にも有効に働くはずです。

3.資格試験に向けてのポイント

まずJavaの知識(文法など)を身につけることは最低限必要な事なのですが、それだけではなかなか取得につながらないことが多いです。資格試験においては「癖のある問題」が多く出題される傾向があり、知っている内容だとしても言い回しとかで間違ったりすることがあります。そこで重要なのは「問題集などの問題をたくさん解く」ことだと思います。これで試験の傾向などをつかみ実際受験するときに落ち着いて行うことができると思います。問題集の問題を常に8~9割正解することができるようになれば、本番も合格ラインに到達する可能性は高くなると思います。

あとは独学でやるのもいいのですが、躓いたときとか心が折れてしまうことが多くなりモチベーションが下がることがよくあります。やはり対面・オンラインにかかわらず他人に教えてもらう方法をとった方が何かと捗るかと思いますので検討してみてください。