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Web・DTPデザイン

【Webデザイナーに転職】ポートフォリオの作り方 Part 2

ポートフォリオの作り方には色々な方法があります。

ポートフォリオ制作に必要な要素

ポートフォリオ制作に必要な要素は主に、掲載作品、ポートフォリオの仕様(フォーマット)策定、全体の構成、説明文(キャンプション)、自己紹介、職務経歴などです。
これらの要素をただまとめるだけでなく、どのようなコンセプトにするのか、それをどのように構成するか、などポートフォリオ自体をどのようにデザインするか、を考えて完成を目指します。
ポートフォリオの完成度により、個々の作品だけでなく、ポートフォリオ全体を通して見た企画・構成力やソフトウェアスキルなどが同時に評価されます。

ポートフォリオ制作に必要なソフトウェア

ポートフォリオの制作には、Photoshop、Illustrator、InDesignなどのソフトウェアを使用します。これらのグラフィックソフトウェアはデザインの実務において必須のスキルとされており、ポートフォリオ作成の段階でそのスキルを客観的に評価されます。日常的にこれらのソフトウェアを使いこなすことが求められるため、ポートフォリオにおいてもどの程度、使えるかが重要なポイントとなります。

ポートフォリオの出力

ポートフォリオは用途に応じて様々な形態で出力していきます。

グラフィックデザインの場合、ポートフォリオは主に印刷物やPDF形式で使用されることが一般的です。
ポートフォリオを印刷して仕上げることにはいくつかのメリットがあります。まず、制作のプロセスを把握し管理することができます。また、印刷会社とのやり取りが適切に管理されているかなども評価されるポイントです。
印刷によるポートフォリオは、デザインスキルだけでなく、プロジェクトの進捗管理が適切に行われていることを客観的に示すことができます。

PDF出力にはさまざまな利用方法があります。PDFデータを添付してメールやチャットで相手に送付したり、フォームに直接添付したりすることができます。また、印刷して利用することも可能です。PDFの柔軟性と利便性から、さまざまな形式での利用が可能であり、使いやすさと便利さが特徴です。適切な形式を選択して、データを効果的に活用することができます。

Webデザインの場合、Webポートフォリオサイトを制作し、Web上で直接ポートフォリオを閲覧できるようにします。
Web制作においては、Webデザインのスキルだけでなく、サイトの保守管理も業務上必要となるため、ポートフォリオ作成の段階でサーバーやネットワークの知識や対応スキルを有しているかが評価されるポイントとなります。
実際の運用を想定したポートフォリオ制作を行うことで、サイト運営に必要な幅広いスキルをどの程度持っているかを示すことができます。

自作かテンプレートか?

従来、ポートフォリオ作成は自作が基本でしたが、現在ではテンプレートの活用など、様々な選択肢が用意されています。
それぞれのメリットデメリットは次の通りです。

自作ポートフォリオ

メリット
制作者の意図した通りの表現ができる
デザインスキルやアプリケーションスキルなど全ての実力を見せることができる
デメリット
制作に時間がかかる
制作者の経験・スキルがクオリティに直結する
必要なすべてを自身で用意しなければならない

テンプレート

メリット
予め必要なフォーマットが用意されている
専門知識がなくても高機能なポートフォリオが完成する
ネットを介して相手に直接見せたりプレゼンテーションできる
デメリット
細かな設定や表現ができない
制作者の経験・スキルの全てを伝えることが難しい
デザインが似たり寄ったりとなり他者との差別化が難しい
維持費が掛かる

どちらもメリットデメリットはありますが、デザイナーとしての実力をしっかりと魅せたいなら自作ポートフォリオを作成することをオススメします。
自作ポートフォリオを作成するスキルがまだ十分でない場合はもちろんテンプレートを活用してください。サービスの使い方を理解して活用することも立派なスキルの一つです。

Webポートフォリオ

いずれも無料で使えるポートフォリオのテンプレートサービスです。

Adobe Portfolio
Adobe社が提供しているポートフォリオサイトが作れるWebサービスです。
Adobe CCユーザーなら誰でも無料で利用できます。
テンプレートが豊富でカスタマイズも自由自在なのですぐにポートフォリオが必要な人におすすめです。
MATCH BOX
必要な情報を入力するだけでポートフォリオサイトが作れるWebサービスです。
採用担当者の知りたい情報を押さえたポートフォリオがつくれます。
ポートフォリオができたら企業から直接オファーも受け取れます。
Canva
無料で使えるデザインアプリです。印刷・Web用のポートフォリオを作成できます。ポートフォリオのテンプレートが数百種類あるので自分好みのカスタマイズが可能です。

目的に見合ったサービスを利用して、テンプレートを用意してください。

まとめ

ポートフォリオは自分自身の今を映す鏡です。一度、作ったらそれで終わりではなく、経験やアドバイスを踏まえて随時アップデートすることで、ポートフォリオのクオリティは向上します。また重要なのは、闇雲に手を加えるのではなく、採用側の意図やニーズを考慮し修正を行うことです。相手側との対話や意見の参考に基づいてポートフォリオを修正することで、完成度の高いポートフォリオを作り上げることができます。ポートフォリオは常に進化し続けるものであり、自身の成長や変化を反映させるために定期的なアップデートを行うことが大事です。

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