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ネットワーク

シスコ3階層について

当記事ではシスコ3階層についてご紹介します。

シスコ3階層とは

企業組織内などの構内ネットワークを設計する際に、どのように構成するかで導入後の運用に大きく影響を与えることになります。

Cisco社が提唱するネットワーク設計モデルとして、3階層の階層型アーキテクチャがあります。

これは、機器の配置やデータ制御に関するモデルであり、ネットワークモデルとは異なります。

■アクセス層
エンドユーザーがネットワークに接続するための層です。 通常L2スイッチで構成され、VLANによってネットワークを分割するといった利用が多くなります。

■ディストリビューション層
アクセス層の各ネットワークを集約し、ルーティングやフィルタリング、QoSの実装などを行う層です。

通常L3(マルチレイヤ)スイッチで構成されますが、外部との接続にはルータを配置します。

また、L3スイッチ間ではEtherChannelなどにより通信経路の冗長性や帯域の拡大も構成します。

■コア層
通常パケットのフィルタリング処理は行わず、大量のトラフィックを高速で処理し、高い冗長性を提供するバックボーンとなる層です。 
L2またはL3スイッチを複数設置し、冗長構成とします。

 

コラプストコア

多くの場合、データセンターネットワークでは基本的なパケット転送の他に、付加的なサービスとしてサーバロードバランシングやファイアウォール、侵入防御などを必要とします。

これらのサービスは、ネットワーク内のスイッチに搭載されているモジュールや、独立した専用装置として導入されます。 これらの各サービスでは、ネットワークの高可用性を維持するために、冗長化されたハードウェアをサポートします。

データセンターのアグリゲーション層またはコア層では、IPルートの集約が行われる場合があります。 

企業コアとは別にデータセンター専用のコアが存在する場合は、コア層でのIPルート集約の方が適切です。

この場合は、一般にデータセンターに複数のアグリゲーションブロックが存在します。

アグリゲーション層でのIPルート集約の方が適切なのは、共有の企業コアがあり、データセンターにアグリゲーションブロックが1つしか存在しない場合です。

この場合のブロックには、コラプストコアとデータセンターのアグリゲーション層という2種類の役割を担うスイッチが存在します。

※アグリゲーション層はディストリビューション層と同じ層を現わしています。

 

いかがでしたでしょうか。

ぜひお勉強の際にお役立て下さい。