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「マイクロソフトオフィススペシャリスト」(略称「MOS(モス・エムオーエス)」)は、マイクロソフト社のオフィスアプリケーションソフトであるワードやエクセルなどのソフトウェア使用スキルを認定する国際資格です。日本でも知名度・人気共に高い資格で、累計受験者数は436万人を超えています。(2019年12月時点)
ソフトウェアのバージョンごとにMOS資格にもバージョンがあります。※バージョンは選択制。
現在は、MOS2013、MOS2016、MOS2019の3バージョンが実施されていて、各アプリケーションごとに科目があります。また、難易度レベルが一般レベルの「Specialist」と上級レベルの「Expert」で分かれています。※MOS2019では、一般レベルを「Associate」と呼称します。※別表1参照。
マイクロソフトオフィススペシャリスト公式サイト
http://mos.odyssey-com.co.jp/
用途 | アプリケーション名 | 難易度レベル | |||
---|---|---|---|---|---|
MOS2013/MOS2016 | MOS2019 | ||||
文書作成 | Word(ワード) | Specialist | Expert | Associate | Expert |
表計算 | Excel(エクセル) | ||||
プレゼンテーション | PowerPoint (パワーポイント) | - | - | ||
データベース管理 | Access(アクセス) | - | - | Expert | |
メール&スケジュール管理 | Outlook(アウトルック) | - | Associate | - |
一般レベル(Specialist/Associate)は、「ビジネスに必須の資格」として、幅広い世代から支持されています。難易度もそれほど高くなく、実務的に使用する機能や操作を理解する必要があります。
そして、上級レベル(Expert)は、目的や状況に応じた利用環境のカスタマイズができるなど、より踏み込んだ高度な機能や操作を理解できている必要があります。一般レベルに比べ、その難易度は高いとされています。
上級レベルまで取得することが、より付加価値の高いスキルの証明となります。
なお、一般レベルを取得していなくとも、上級レベルを受験することは可能です。しかし、上級レベルは一般レベルで学習している内容を理解していることを前提として出題されます。また、出題範囲は両レベルでは重複していません。つまり、エキスパートレベルを学習しただけでは、合格することは難しいと言えます。アプリケーションスキルの習得を自信を持ってアピールするためにも、上級レベルにチャレンジするためには、しっかりと基礎から学習し、一般レベルの理解を深めておく必要があります。
「マイクロソフトオフィススペシャリストマスター」とは、MicrosoftOfficeSpecialistの同一バージョン(2013/2016/2019)において、指定の資格をすべて取得した方に贈られる称号です。なお、バージョンによって、マスター称号に必要な資格科目は異なります。
バージョン | 認定呼称 | 指定科目 | |
---|---|---|---|
2013 | Word マスター | Excel Specialist | Word Expert Part1 |
Word Expert Part2 | |||
Excel マスター | Word Specialist | Excel Expert Part1 | |
Excel Expert Part2 | |||
Expert マスター | Word Expert Part1 | Excel Expert Part1 | |
Word Expert Part2 | Excel Expert Part2 |
※MOS2013のExpertレベルはPart1,2の2科目で1認定です。
バージョン | 認定呼称 | 指定科目 | |
---|---|---|---|
2016 | MOS マスター | PowerPoint Specialist | Word Expert |
AccessまたはOutlook | Excel Expert |
※Word/ExcelのSpecialistレベルの受験は必須ではありません。
バージョン | 認定呼称 | 指定科目 | |
---|---|---|---|
2019 | MOS アソシエイト | Word Associate Excel Associate PowerPoint Associate Outlook Associate 上記いずれか3科目取得 |
- |
MOS エキスパート | Word Expert Excel Expert Access Expert 上記いずれか2科目取得 |
※MOS2019では、「マスター」呼称がなくなります。
※一般レベル3科目取得で「アソシエイト」称号を得ます。
※MOS2019では「エキスパート」称号は「アソシエイト」認定の取得が必須です。
試験方式はコンピューターを使用した実技試験(CBT方式)で、筆記試験はありません。各試験会場に用意されたパソコンを使い、問題の指示に従って正しい操作が行えるかを判定します。
科目ごと、バージョンごとの出題範囲はMOS試験公式サイトで確認することができます。(http://mos.odyssey-com.co.jp/)
なお、合否結果はその場で確認できます。
スペシャリストレベルでは、基本的な機能や操作を正しく理解できていれば一般的に難易度は高くありません。またどのアプリケーションでも難易度の差はあまりありません。エキスパートレベルは、スペシャリストレベルは理解していること前提で開発されています。出題範囲は多岐にわたり、実務レベル以上の操作・機能の理解も必要となります。実務でWordやExcelを使用している方であっても、難しいと感じるレベルと言えます。
いずれのレベルも、MOS資格に初めてチャレンジする場合は、問題文や出題方法に戸惑う方も多く、問題文を読み、行うべき操作は何のかを理解することが難しいと感じるかもしれません。そのためにも、模擬試験問題を繰り返し行い、出題傾向に慣れておく必要があります。1科目受験・合格できれば、それ以降に受験する科目はスムーズに学習・受験まで進行することができるはずです。
目に見えないPCスキルを客観的に証明することで、「パソコンができます」「Word、Excelの基本操作ができます」などのスキルを客観的に証明できるのがMOS資格です。
実際にパソコンを操作しながらMOS対策講座を受講することによって、さまざまな機能を学習できるので高度なスキルが身につきます。現場での作業効率の向上や、見やすい資料作成が可能になります。
資格はコンピュータ上での実技試験。そのための対策学習ではパソコンを使用する必要があるので、必然的にパソコンの実務力が身につきます。また、合格には実務に役立つ様々な機能を身につける必要があるので、仕事や業務の効率化につながります。
MOSは世界的に実施されている資格です。認定されたスキルは世界で通用します。また、特別な受験資格はないので、学習してスキルを身につければどなたでも受験に挑戦できます。
ビジネスの場において必要とされるパソコンスキルが向上するに伴い、パソコン資格の認知度、重要性も上がってきました。正確な操作・実務スキルを判定する資格試験であるため、人事担当者や就職コーディネーターにも高い評価を受けています。KENスクールでは、実践問題を使用し、試験問題を使用し、試験の傾向と対策をつかんでいきます。また試験直前の模擬解説では最新の試験の動向や解き方を個別指導で解説。スケジュールも学習ペースも一人ひとりの状況に合わせて行うので、一回の受験で98.7%の方が合格しています。